米インテルは2017年9月25日(米国時間)、同社が「自己学習型」と呼ぶ新しいプロセッサを開発中であることを明らかにした。開発コード名は「Loihi」。インテルの14nmプロセス技術で製造する。2018年前半に主要な大学や研究機関に対してLoihiの試作チップを提供するという。

 Loihiは、脳の構造を模したデジタル回路を実装。13万のニューロンと1億3000万のシナプスで構成されており、AI(人工知能)処理に必要な学習と推論を1つのチップで実行する。このためLoihiを搭載した機器は、外部のサーバーによる演算の補助無しに、自律的に学習を進められる。

 インテルはLoihiについて、既存の技術に比べて少ないリソースでタスクを処理できるとしている。典型的な学習に必要な汎用のコンピューティング手法に比べて、エネルギー効率は最大1000倍に達するという。

Loihiのチップイメージ
(出所:米インテル)
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