デジタル広告技術を提供する台湾エイピアは2017年9月26日、事業戦略説明会を開催した。企業が人工知能(AI)を使って顧客の行動を分析できるSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)である「AIXON(アイソン)」を日本市場向けに強化するとした。

 アイソンは2017年7月から提供済み。アイソンを使うと、企業が運営するWebサイトに会員登録する可能性が高いユーザーを特定して登録を勧めたり、退会しそうなユーザーに対策を講じたりできるとした。利用に際し、AIに関する専門的な知識は不要という。

 同社は2017年8月にソフトバンクグループやLINEなどから合計約36億円の資金調達を実施。エイピアのショーン・チュウCSO(最高戦略責任者)は「AIを全ての企業に使いやすい形で提供したいというビジョンが出資企業に理解された」と話した。チュウCSOはエイピア入社前、日本マイクロソフトのマーケティンググループでシニアディレクターを務めていた。

エイピアのショーン・チュウCSO(最高戦略責任者)
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 日本事業を強化するため、エイピアは東京オフィスを拡張し、大阪オフィスを新設。西日本に拠点を置く電機メーカーやゲーム機メーカー、通販企業、広告代理店からの需要も見込むという。