東京急行電鉄など東急グループの5社は2017年9月22日、渋谷駅に隣接する東急百貨店東横店の一画に、スマートホームでの生活を体験できる「IoT(インターネット・オブ・シングズ) スマートライフステージ」を開設した。2018年3月29日まで利用できる。

渋谷駅に隣接する東急百貨店東横店の一画に開設した「IoT スマートライフステージ」
[画像のクリックで拡大表示]

 IoTスマートライフステージ内には家を模したスペースを用意し、IoT機器を体験できる。例えばスマートフォンの操作で玄関ドアを解錠して家に入ると、照明やエアコン、テレビなどが自動的につく。専用アプリで「帰宅したらエアコンがつく」といったルールを設定すると、その通りに動く仕組みだ。

専用アプリで「玄関ロックを解錠したら冷房をつける」といったルールを設定する
[画像のクリックで拡大表示]

 同サービスは東急グループのケーブルテレビ会社であるイッツ・コミュニケーションズが「インテリジェントホーム」という名称で展開中だ。約8000世帯が利用しているという。

 米グーグルの「Googleアシスタント」機能を応用した、家電の音声コントロールシステムも展示する。現時点では日本語に対応していないため、「ライトオン」と英語で正確に発音しないと照明がつかないなど、発展途上の機能もあった。

「ライトオン」とスマホに話すと照明がつくが、正しい英語の発音が必要
[画像のクリックで拡大表示]

 「スマートホームに親しみを持って使ってもらうために音声機能は重要。日本語対応に加えて、各種の人工知能(AI)スピーカーに対応するなどの機能拡充を検討している」。イッツ・コミュニケーションズ事業戦略部の田中優里氏はこう話す。

 東急グループは住環境でのIoT活用を推進しており、トヨタ自動車やNEC、NTTデータなどが参加する異業種企業連合「コネクティッドホーム アライアンス」にも発起企業として名を連ねる。

 「『暮らしのIoT』と言っても一般にはなじみがない。普及促進のためには、実際に触れて理解を深めてもらう必要がある」。東急電鉄の阿部龍浩スマートライフ戦略部担当部長は「IoTスマートライフステージ」開設の狙いをこう説明した。