名刺管理のSansanは2017年8月7日、都内の本社で事業戦略説明会を開催した。説明会ではSansan 取締役 共同創業者 Sansan事業部長の富岡 圭氏が、「大手企業への注力」を継続するとともに、中堅中小企業を対象とした事業戦略では「地方への拡大を図る」と方向性を示した。その実現に向けて、同社ではテレビCM第5弾を2017年9月から放送開始するほか、「Sansan Innovation Project 2018」を2018年3月に開催。認知度向上と合わせて、名刺管理サービスを軸としたデジタル革新の具体的なあり方をアピールしていく考えだ。

Sansan 取締役 共同創業者 Sansan事業部長の富岡 圭氏(撮影:下玉利 尚明、以下、同じ)
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 富岡氏はさらに、海外と国内の戦略について説明。海外では2015年10月にシンガポールに設立した現地法人を拠点にアジア市場への展開に注力。海外企業、海外の日系企業をターゲットに「海外市場におけるSansanの導入企業を現在の100社から2年後には500社にまで拡大していく」と目標を示した。

 一方、国内の戦略では、Sansan社内で年間数億枚にも達する名刺データを人工知能によって解析し、名刺管理のためのデータベース生成と合わせて名刺データから抽出される知見をサービスとして提供する専門チーム「Data Strategy & Operation Center(DSOC)」の機能をさらに強化する。具体的には、名刺データから「誰と誰が出会うと、どんなビジネスが生まれるか」「次に会うべき人は誰か」といったビジネス創出に役立つ「新たな知見を提供できるように取り組む」。富岡氏は「Sansan Innovation Project 2018を開催する2018年3月頃までには、何らかの新たなサービスとして提供したい」との考えを明らかにした。

 さらに、DSOCの機能強化と合わせて、「Sansanのロゴを変更する」(富岡氏)と発表。続けて、これら一連の取り組みによって、2016年に4000社だった導入実績を2017年には6000社にまで拡大。さらに「2年後には国内外を合わせて1万社にまで引き上げる」(富岡氏)と語った。

事業戦略説明会で発表された新しいロゴ
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富岡氏は2年後に1万社への導入を目指すと目標を示した
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