インフォテリアは2017年6月21日、IoT(インターネット・オブ・シングズ)デバイスをパソコンで管理するソフト「Gravio」の出荷を始めた。Windows 10上で動作するソフトで、BluetoothやWi-Fi、COMポートなどを使ってIoTデバイスと接続する。

 Gravioを使えば、IoTデバイスからデータを収集して加工したりデータをデバイスやクラウドに送信したりできる。専用の制御プログラムが必要なIoTデバイスは、順次接続できるように機能を拡張していくという。

 Gravioが狙うIoT市場は、オフィスで使う業務システムだ。人感センサーを使って空室の会議室を可視化したり、開閉センサーを使ってトイレの空き状況を可視化したりといったIoTを使った業務システムを作るといった用途がありうるという。

 平野洋一郎社長は「IoTは企業の情報インフラに欠かせない存在へ成長すると見ている」とGravioの開発理由を話す。センサーやクラウドの知識がなくてもIoTシステムを運用できるように「企業が運用ノウハウを持つパソコンでIoTデバイスを管理できるようにした」(平野社長)という。

平野洋一郎社長
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 製品は収集できるデータの種類が2種までのフリーミアム版「Gravio Basic」と、4種まで収集できる有償版「Gravio Standard」がある。Gravio Standardの利用料は月額2万円(税別)だ。

Gravioの製品ラインアップ。IoTデバイスを設置して管理するフロアや部屋といった拠点数(エリア数)や、収集するデータの種類(レイヤー数)などで価格が変わる
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 2017年12月にはパソコンだけでなくクラウド上でも使える上位版の「Gravio Premium」と「Gravio Enterprise」の出荷を予定している。平野社長は「3年以内に一桁億円の後半(5億~10億円)まで持っていきたい」と売上の目標を語った。