2017年4月19日、ソフトバンクグループがインドのモバイル決済大手「Paytm」の運営会社に10億ドル(約1100億円)超を出資する交渉に入ったと、英ロイターや英フィナンシャル・タイムズなど、複数の海外メディアが報じた。本誌の問い合わせに対してソフトバンクは、「コメントを控える」としている。

 Paytmは、1億2000万人に及ぶ利用者を抱えるインド最大のモバイル決済サービスだ。クレジットカードや銀行口座からアプリにお金をチャージしておき、店舗のQRコードを読み取って金額を入力すれば決済できる。公共料金や電話代金の支払いにも使えるほか、ユーザー間での送金も可能だ。「インドでは圧倒的な存在」と、インド市場に詳しい投資家は語る。2020年までに5億人の利用を目標に掲げている。

 ソフトバンクは2016年から、金融事業に本格参入。サービスラインアップの拡充を進めている。一方でPaytmを巡っては、中国のEC(電子商取引)大手アリババグループの金融事業を出自とするアント・フィナンシャルが2015年に出資している。

スマートフォンアプリ「Paytm」の画面
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