「既に事業のアイデアは世界中に知れわたってしまった。追随する企業が出てくるかもしれない。次は実行力の勝負。いち早く世界に打って出る」。ロボットやIoT(インターネット・オブ・シングズ)を活用した園児の見守りサービスなどを手掛けるベンチャー企業のユニファの土岐泰之代表取締役社長(写真1)は2017年4月13日、都内で開いた記者会見の場でこう話した。

写真1●スタートアップワールドカップに優勝したユニファの土岐泰之代表取締役社長
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 土岐社長は2017年3月24日(現地時間)に米サンフランシスコで初開催された世界一のベンチャー企業を決めるコンテスト「スタートアップワールドカップ2017」に日本代表として出場し、優勝した「初代世界チャンピオン」である。「当社のサービスは日本の子育て世代が抱える課題を解決するために開発したものだが、海外にも通用することが証明された。世界展開の自信がついた」と土岐社長は語った。

 優勝してからは「世界中の様々なベンチャーキャピタルから声がかかるようになった」と土岐氏は言う。ただし、「資金調達はもちろん大事だが、それ以上に私はやりたいことがある。そのために、適切なパートナーを選んでいく」(同)。

 獲得した優勝賞金は100万米ドル(約1億円)。使い道については「開発費やパートナー企業との契約金、プロモーションに使う」(土岐社長)。

 スタートアップワールドカップを主催した米フェノックス・ベンチャーキャピタルのアニス・ウッザマン共同代表パートナー&CEO(写真2)は「保育というセグメントに着目したユニークさが、審査員の高い評価を得た。世界のトレンドにもマッチしていた。ユニファは今後、『第1回優勝企業はどこでしょう?』というクイズの回答になり、世界中の起業家が企業名を覚えることになるだろう」とユニファの事業を評した。

写真2●スタートアップワールドカップを主催した米フェノックス・ベンチャーキャピタルのアニス・ウッザマン共同代表パートナー&CEO
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