不動産情報サイト「LIFULL HOME'S」などを運営するLIFULL(旧社名ネクスト)は2017年4月12日、新たな事業戦略を発表した。不動産テックの新サービスとして、既存不動産市場の活性化を目的とした「LIFULL HOME'S 住宅評価」とグローバル市場における不動産相場の透明化を目指した「LIFULL HOME'S Price Index」を順次開始する。また、記者会見に合わせて新社屋を報道機関向けに公開した。

不動産市場活性化に向け、2つの新サービスを発表(撮影:大類賢一、以下、同じ)
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世界一のライフデータベースとソリューションの会社を目指す

 LIFULLは、2017年4月1日にネクストから社名変更した。代表取締役社長の井上高志氏は「新社名はLIFEとFULLを組み合わせた造語。あらゆる人々の人生、暮らしを、安心と喜びで満たしていくという想いを込めた。経営理念に即した社名だ」と説明した。

LIFULLグループの事業戦略を説明した代表取締役社長の井上高志氏
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 続けて「世界一のライフデータベース&ソリューション・カンパニーを目指す」と宣言。LIFULLグループのサービス利用者のIDを統合し、一人ひとりに最適なソリューション提供を実現するという。今後は、住宅、不動産領域の不動産テックによるさらなる拡大と次世代の事業開発に取り組み、2025年を目標に100か国で100社のグループ会社を展開するというビジョンを示した。

 井上氏によると、現在の不動産業界には「適正とは言えない住宅評価」、「進まない市場の透明性」、「遅れている業界のIT化」、「今後の不動産投資の活性化」という4つの変革すべき課題があるという。LIFULLはその4つの課題に対して、「住宅情報の透明化」、「住宅評価の適正化」「IT技術の活用」、「不動産投資の活性化」に取り組み、次世代事業を開発していくとする。

LIFULLが取り組む4つの課題とアクション
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 「情報の透明化」では、空き家バンクを作り、情報の一元化を図る。そしてクラウドファンディングを活用し、投資や融資を集め、空き家を民泊やカフェ、シェアハウスなどで有効利用する仕組みを整備する。「IT技術の活用」では、メガネ型デバイスを使い、リアルと仮想現実を組み合わせたMR(Mix Reality)を駆使した新たな住まい探しの提案を可能とする。

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