クラウドからデジタルマーケティングに至るICTの最新8トレンドが一目で分かる専門展「Cloud Days/ビッグデータ EXPO/セキュリティ/モバイル&ウエアラブル/IoT Japan/ワークスタイル変革/FACTORY/デジタルマーケティング」(主催:日経BP社)が2017年3月9日、東京・芝公園のザ・プリンスパークタワー東京で開幕した(写真)。

写真●「 Cloud Days/ビッグデータ EXPO/セキュリティ/モバイル&ウエアラブル/IoT Japan/ワークスタイル変革/FACTORY//デジタルマーケティング」の受付の様子
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 10時からのオープニングキーノートは2本。一つは積水化学工業 経営管理部 情報システムグループ長の原 和哉氏が登壇。「クラウド環境で動作する内製のグループウェアでワークスタイル変革を図る積水化学」と題して、AWS上で運用している自作グループウエアによるワークスタイル変革の実際を解説した。もう一つは「パナソニックの会員組織 CLUB PanasonicのCRM戦略と新規メディア事業」と題する講演。パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部 クラブパナソニック運営部 部長の中村 愼一氏が会員数950万、月間アクセス数2億2千万を誇るWebサイト「クラブパナソニック」を過去10年間、どのように活性化させてきたかを紹介した。

 初日(3月9日)の11時45分からのキーノートでは、日本IBM 執行役員 チーフ・テクノロジー・オフィサー 技術と創造担当の久世 和資氏と、アルパイン 経営企画担当 理事 前田 眞二氏が登壇。「クラウドと先進テクノロジーの融合が生み出す商機 AI x IoT x クラウド」と題して、イノベーションの実現を加速する先進テクノロジーの現状と、実際にテクノロジーを活用した車載システム領域での新たな取り組みを紹介した。続く 12時30分からのキーノートは神戸市 市長の久元 喜造 氏によるもの。久元市長は「イノベーションのエコシステムの構築を目指して」と題して、ICTをキーワードに活気ある街の実現を目指す神戸市の挑戦を解説した。

 さらに初日午後4時15分からは「クボタのスマート農業戦略」と題して、クボタ 取締役専務執行役員 研究開発本部長 飯田 聡氏が講演する。「日経優秀製品・サービス賞」を受賞した「直進キープ機能付き田植機」を含むロボット農機関連の紹介をはじめとする同社のICT/IoTを活用した活動を紹介する予定だ。

 続いて午後5時からは2本のキーノートがある。一つは「『全産業のデジタル化』ケーススタディ」と題するパネルディスカッション。飲食業と農業を例に多くの現場が抱える「人手不足」「非効率」「高収益化」といった課題にどのように取り組んでいるのか紹介する。パネリストはトレタ CTO(最高技術責任者)の増井 雄一郎 氏とseak CEO(最高経営責任者)の栗田 紘 氏。日経BPイノベーションICT研究所 上席研究員の菊池 隆裕がモデレータを務める。

 もう一つのキーノートは、竹中工務店 グループICT推進室 システム企画・整備1グループ長の森 康久 氏による講演。「『竹中スマートワーク』の展開と更なる生産性向上のための進化」と題して、同社が2014年から取り組んでいるワークスタイル変革の取り組みを紹介する。さらに午後5時20分から「スマート工場の最先端は『中小企業』『ベンチャー』にあり!!」と題するパネルディスカッションもある。建機の機械部品などの加工を手掛ける双葉工業で製造部 次長を務める脇坂 和典氏と3Dプリンターを使った製品開発を進めるベンチャー企業カブクでインダストリアルデザイナーを務める横井 康秀氏がパネリストとして登壇。中小企業やベンチャーにおけるスマート工場の実現に向けた展望や課題を議論する。

 2日目(3月10日)の10時からのキーノートは「パナソニックのスマートファクトリーソリューションと具体事例」と題する講演。パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 スマートファクトリーソリューション事業部 ビジネスイノベーションセンター(ソリューションエンジニアリング総括部)部長の島田 篤人氏がパナソニックが進める実装工場フロアマネジメントを事例に、製造部門をいかにデジタル化するかを具体的に説明する。11時からDataRobotでデータサイエンティストを務めるシバタ アキラ氏によるキーノートがある。「あなたの会社でAI/機械学習によるデータ活用が進まない理由」という刺激的なタイトルで、有効なテーマを持ちながらも新技術によるデータ活用を実践できない組織・状況の共通点を分析する。

 続いて12時30分からは「セキュリティ脅威の動向とサイバーレスキュー隊の活動で得られた知見と教訓」と題して情報処理推進機構(IPA)技術本部 セキュリティセンター長の江口 純一氏がセキュリティ脅威の最新動向などについて講演する。同じく12時30分からは、「クラウドやIoTを活用した新事業創造への期待」と題する経済産業省 経済産業政策局 新規産業室 新規事業調整官 石井 芳明氏による講演もある。

 午後4時15分からは「IDOMのデジタルトランスフォーメーション-テクノロジー×営業力の向かう先-」と題してIDOM(旧ガリバーインターナショナル)執行役員 新規事業・人事担当の北島 昇氏が講演する。AIをはじめとした先端テクノロジーを駆使した、同社のデジタルトランスフォーメーション戦略を紹介する予定だ。最後に午後5時からは経済産業省 商務情報政策局 サイバーセキュリティ・情報化審議官 伊東 寛氏が「日本を取り巻くサイバーセキュリティの脅威と企業防衛のためのヒント」と題してクロージングキーノートを行う。

Cloud Days TOKYO 2017、ビッグデータ EXPO TOKYO 2017、セキュリティ TOKYO 2017、モバイル&ウエアラブル TOKYO 2017、IoT Japan TOKYO 2017、ワークスタイル変革 TOKYO 2017、FACTORY 2017 Spring TOKYO、デジタルマーケティング TOKYO 2017は、それぞれクラウドコンピューティング、ビッグデータ、セキュリティ、モバイル&ウエアラブル、IoT、ワークスタイル変革、スマート製造業、デジタルマーケティングに焦点を当てた専門展。8展合わせて145社が出展・協賛し、2日間にわたって95セッションにも及ぶキーノートやセミナーを開講する。