シマンテックは2016年12月8日、都内で記者発表会を開き、2016年の取り組みの総括と2017年のセキュリティ動向予測を発表した。発表会の冒頭、同社 代表取締役社長 日隈寛和氏は、2016年1月のVeritasの完全譲渡や8月のBlue Coat社の買収、11月の「Symantec Endpoint Protection 14」のリリースなどに触れ、2016年を振り返った。

シマンテック 代表取締役社長 日隈寛和氏(撮影:下玉利 尚明、以下同じ)
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 日隈氏は、Blue Coat社の買収について「ネットワークセキュリティに注力できる体制が強固になった」と述べ、同社の事業展開におけるターニングポイントの1つであったことを示した。さらに、2016年10月にはBlue Coat社の脅威情報をSymantec Global Intelligence Networkに完全統合したことに触れ、「民間企業としては世界最大規模のサイバーセキュリティの情報ネットワークを構築できた。これはシマンテックの競争力の源泉になる」と強調した。

 さらに、クラウド活用が進展している状況について言及し、「多くの人がモバイルデバイスでインターネットにアクセスし、SaaS型の様々なサービスを利用する。これは同時にサイバー攻撃の被害に遭うリスクが増大していることも意味する」と指摘した。「組織化された犯罪者が企業の知的財産を狙って標的型攻撃を仕掛けるなど、サイバー攻撃はますます高度に巧妙化している。シマンテックはサイバー攻撃から日本と日本企業を守る取り組みを今後も継続する」と語り、挨拶を終えた。

 日隈氏の挨拶に続き、シマンテック セキュリティレスポンス シニアマネージャの浜田 譲治氏が登壇。「2017年以降のセキュリティ予測」について発表した。浜田氏が挙げた予測は次の11項目である。

  • クラウド時代に伴う脅威の増加
  • コネクテッドカーも脅威の対象に
  • IoTデバイスへの脅威
  • IoTを悪用したDDoS攻撃の増加
  • 企業ネットワークが拡大し、境界線が不明確に
  • ランサムウエアがクラウドを攻撃
  • AI/マシンラーニングには高度なビッグデータ機能が不可欠
  • 無法国家が自らの手で犯罪行為に乗り出す
  • ファイルが存在しないマルウエアが増加
  • SSLを悪用したフィッシングが増加
  • ドローンがスパイ活動や過激な攻撃に悪用される

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