キヤノンマーケティングジャパンとNECは2016年11月29日、ネットワークカメラとサーバー、映像管理ソフトで構成する「ビデオマネジメントシステム(VMS)」製品で協業すると発表した。NECが提供する顔認証ソフト「NeoFace」を搭載できるVMSを同日に発売。2017年度に1年間で約50億円の売上高を目指す。

顔認証ソフト「NeoFace」を搭載可能なVMSの構成例。サーバーはNEC製の「Express」を使う
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 同日の説明会で、キヤノンマーケティングジャパンBSマーケティング統括本部NVS事業推進本部NVS企画部の内藤照行部長は「顔認証ソフトを搭載するVMSは、防犯用途だけではなく、高齢者見守りなどに生かせる」と製品の強みを紹介した。

キヤノンマーケティングジャパンBSマーケティング統括本部NVS事業推進本部NVS企画部の内藤照行部長
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 説明会では、顔認証ソフトで録画した動画の中から、特定の人物の顔が撮影されているシーンを検索する機能のデモが披露された。動画を全て再生して調べなくても、目的のシーンを自動的に抽出してくれる。

特定の人物の顔が撮影されているシーンを検索する機能のデモ画面
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 発売のVMSは、映像管理ソフト大手であるデンマークのマイルストーンシステムズが開発するソフト「XProtect」をNEC製のサーバー「Express 5800シリーズ」にあらかじめインストールして提供する。12月下旬から出荷開始する。マイルストーンシステムズは2014年にキヤノンが欧州の子会社を通じて買収している。

 希望小売価格は、サーバーと1TBの内蔵HDDが2台搭載の「VMS 導入セット 1TBモデル」で価格は53万円(税別)から。4TB、8TBのモデルも提供するほか、顔認証ソフトをあらかじめインストールしたセットも販売する。