NECは2016年11月28日、システム開発子会社2社を統合すると発表した。統合する2社はシステム開発(SI)の中核子会社であるNECソリューションイノベータと、NECグループ向けのシステム開発を手掛けるNEC情報システムズ。NECソリューションイノベータが存続会社となり、NEC情報システムズを2017年4月付で吸収合併する。合併後のNECソリューションイノベータの売上高は3000億円程度になる。

 統合の狙いをNEC広報は「AI(人工知能)、IoT(インターネット・オブ・シングズ)、セキュリティ、クラウドなど成長が見込まれる分野に、それぞれの専門知識を持った要員を集約すること」と説明する。加えて、業種別のシステム開発に強いNECソリューションイノベータと、運用保守や大規模開発のノウハウを持つNEC情報システムズを組み合わせることで、サービス提供範囲の拡大や、大規模システム開発の強化を目指す。

NEC本社ビルの概観
(出所:NEC)
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 NECソリューションイノベータは2014年4月にNECソフトなど7社のソフト開発子会社を集約して発足。2016年3月期の売上高は約2550億円で、従業員数は約1万1600人である。NEC情報システムズの同期売上高は356億円で、従業員数は約1400人。いずれもNECの100%子会社である。

 統合によりNECソリューションイノベータの売上高は約3000億円に高まる一方で、2社を統合してもNECグループ外の販売比率は10%未満である。「今後、外販比率を高めることも目標として掲げている」(NECの広報)という。