ジャストシステムは2016年11月21日、データベースアクセスを伴うWebアプリケーションをノンプログラミングで開発するソフト「UnitBase」を、三菱航空機が全社の情報共有プラットフォームの開発ツールとして採用したと発表した。三菱航空機では全社に利用が広まっており、ユーザー部門を中心に400以上のデータベースが稼働しているという。

 三菱航空機は、小型旅客機「MRJ」(Mitsubishi Regional Jet)を開発する企業である。従来は、部品のスペックや試験結果などをExcelファイルで管理していた。そのため、多部門にまたがった情報のやりとりが発生した際に、データの管理が煩雑となっていた。Excel以外の方法でデータを一元的に管理する仕組みが求められていた。

 今回、データベース構築ソフトとしてUnitBaseを採用した理由の一つは、突発的な仕様変更が生じた際に、ユーザー部門の担当者が自分でメンテナンスできることである。ベンダーにシステム開発を委託した場合やパッケージソフトを導入した場合、導入後の仕様変更が難しいため、旅客機開発のように前例が少ないケースでは運用が難しいと考えたという。

 現在では、ユーザー部門を中心に400以上のデータベースが稼働している。2016年10月からMRJの飛行試験を実施している米国モーゼスレイク・フライト・テスト・センター(米ワシントン州のグラント・カウンティ国際空港)では、社員管理や備品管理、申請フローなどの仕組みを、UnitBaseを用いて2カ月で立ち上げたという。

 UnitBaseは、マウスによるドラッグ・アンド・ドロップ操作だけで、Webブラウザー上で動作するデータベースアプリケーションを開発できる開発実行環境である(関連記事:ジャストがノンプログラミングDBソフトの新版、Excel帳票のメール添付でデータ登録可能に)。情報システム部門でなくても、案件管理や問い合わせ管理、顧客管理といった、データを登録して検索/活用するタイプの業務アプリケーションをノンプログラミングで構築できる。