富士通は2016年11月8日、シンガポールのラッフルズシティコンベンションセンターで、「富士通アジアカンファレンス2016シンガポール」を開催した。このカンファレンスは、アジア各国で順次展開しているもので、今年のテーマは「Human Centric Innovation - Driving Digital Transformation」。現地企業、富士通のパートナーなどから250人が来場し、「デジタル革新」を推進していこうという富士通のメッセージに耳を傾けた。

 最初に登壇した、富士通の執行役員である広瀬敏男Asiaリージョン長は、アジアにおける富士通の取り組みについてスピーチ(写真1)。経済発展や人口増加に伴う社会問題の解決に、富士通のテクノロジーを役立てることができると話した。シンガポールでの交通管理に向けたビッグデータの活用、ベトナムの農業におけるIoTやクラウド技術の導入、中国で国家的に進められている、製造業の強化に向け工場にICT技術を導入する「スマートファクトリー」での取り組みといった事例を紹介。多数の実績があることをアピールし、「ICTの力と富士通のノウハウを合わせることで、世界の人々の夢を実現し、より良い未来を創造したい」と話した。

写真1●富士通の広瀬敏男執行役員Asiaリージョン長

 次に富士通シンガポールのWong Heng ChewカントリーCEOが講演し、民間企業・公的機関ともにデジタル化が今後ますます加速していくと述べた(写真2)。ChewカントリーCEOは、ビッグデータやクラウドコンピューティング、IoTといった新たなデジタル技術が相互に結びつくことで、シナジーを発揮できるととともに新しいエコシステムが生まれると指摘。そのうえで、富士通が提供する人工知能(AI)やクラウド、IoTなどの技術は、ヘルスケアや運輸、政府機関向けなどさまざまな分野で活用できるとした。

写真2●富士通シンガポールのWong Heng ChewカントリーCEO

リサーチ分野で機械学習やディープラーニング、AI技術がより重要に

 オープニングに続き行われたゲストスピーチでは、シンガポール国立スーパーコンピューティングセンター(NSCC:The National Supercomputing Centre Singapore)のディレクターであるTan Tin Wee氏が壇上に立ち、教育機関や民間企業のネットワーク化を通じた研究速度の向上をテーマに話した。

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