ティーピーリンクジャパンは2016年11月8日、家庭向け無線LANルーターなど今秋冬に発売する新製品の説明会を開催した。同社は2016年6月に日本市場に参入。同社によると、米国の調査会社IDCの「IDC Worldwide Quarterly WLAN Tracker」による調査結果で、22四半期連続で世界一の台数シェアだという。

 発表製品の目玉は無線LANルーターの「Archer C3150」と「Archer C5400」。いずれも最新の無線LAN規格IEEE 802.11acに対応している。両製品とも、符号化方式として1024QAMに対応しており、4ストリーム時の最大通信速度は2167Mビット/秒になる。MU-MIMO(Multi User-Multiple Input Multiple Output)に対応し、同時に複数クライアントとのデータ通信を実行できる。「スマートコネクト」と同社が呼ぶ機能により、一つの無線LAN名(SSID)で、2.4GHz帯や5GHz帯の空いているチャネルに自動で接続できるという。有線LANポートのリンクアグリゲーションにも対応しており、高速なNAS(Network Attached Storage)の接続も可能だ。

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写真1●Archer C5400。8本のアンテナが飛び出している

 さらにArcher C5400では、4ストリーム通信を同時に2本実行できるようにしている。これにより、5GHz帯で複数の通信が可能。これを応用した技術として、「Zero wait DFS」を搭載した。5GHz帯ではレーダーとの干渉を避けるため、DFS(Dynamic Frequency Selection)と呼ぶ技術の搭載が義務づけられている。DFSはレーザーなどとの干渉を検知すると、他のチャネルに自動的に切り替える。その際、1分間待って干渉しないか検証したあと、通信を再開する仕組みとなっている。Zero wait DFSを使えば、1秒以内で通信を再開可能という。

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写真2●Archer C3150。1024QAMに対応している

 想定実売価格は、Archer C3150が1万9800円、Archer C5400が2万9800円。ほかに無線LANリピーターの「RE450」も発表した。