東海東京証券フィナンシャル・ホールディングスは2016年11月7日、子会社の東海東京証券が個人投資家向けに、自動で投資ポートフォリオを構築運用するサービス「ロボ・アドバイザー」の提供を開始したと発表した。投資経験や専門知識を持たない投資初心者向けに、金融商品の値動きや発生する損失などに対する許容度合いを「リスク許容度」として判定し、金融商品を選定する。手数料は無料。提供開始から3カ月で、約5万人の利用者獲得を目指す。

 ロボ・アドバイザー「カライス」は、投資家の作業の一部をアルゴリズムに基づいて自動化するサービス。投資家のリスク許容度と過去約10年間の市場の値動きの動向などとを照らし合わせ、適した金融商品を選別するという。アルゴリズムは東海東京証券が独自開発した。

 同日開かれた会見で、東海東京証券フィナンシャル・ホールディングスの石田建昭代表取締役社長最高経営責任者は「当社の預かり資産のうち半数は60歳代や70歳代の顧客が持つ。投資に詳しくない次世代の顧客を増やしたい」とカライス導入の狙いを説明した。同社の預かり資産は約5兆1000億円で、個人投資家の預かり資産は3兆3000億円以上。将来は、新規顧客のうち8割がカライスを利用すると見込む。

東海東京証券フィナンシャル・ホールディングスの石田建昭代表取締役社長最高経営責任者
[画像のクリックで拡大表示]

 カライスは東海東京証券のWebサイト上で誰でも利用できる。利用者はWebブラウザーを使って、カライスが提示する七つの質問に答えると、利用者のリスク許容度合が判定され、市場の値動きの動向に合わせた金融商品を勧めてくれる。