チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2016年11月2日、都内で「サイバーセキュリティ対策セミナー」を開催した。電気やガスなど重要な社会インフラに対するサイバー攻撃の脅威が高まっていることを受け、その最新動向について識者が講演した(関連記事:「電気やガスもサイバー攻撃の標的」、サイバーディフェンス研究所の名和氏

重要な社会インフラに対するサイバー攻撃というテーマだけに開場は満席
(撮影=下玉利 尚明、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

外部から隔離された制御システムも標的に

 アズジェントのセキュリティエバンジェリスト 中山 貴禎氏は、「重要インフラの制御システムが直面する脅威とセキュリティ向上への課題」と題する講演を行った。

 講演の冒頭で、中山氏は、インフラにおける制御システムの重要性について説明した。発電や水道事業などのインフラ事業では、水量の調整やシステムの管理の際に人手だけでは対応できない面がある。このため、システム全体を監視、管理できる制御システムが求められている、と指摘した。

アズジェント セキュリティエバンジェリスト 中山 貴禎氏
[画像のクリックで拡大表示]

 中山氏によると、こうした制御系システムは、それぞれが特殊なプロトコルやインタフェースを使用している。その上、インターネットに接続していないので、セキュリティ面で安心している管理者が多いという。

 しかし、「一見するとオフラインと考えていたシステムが、よく調べてみると、どこかでインターネットに接続していたというケースが散見される。ここに大きなリスクが潜んでいる」(中山氏)と指摘した。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は申し込み初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら