NECは2016年10月31日、防犯カメラなどの映像から特定のパターンで出現する人物を高速に検索できるアプリケーションソフト「NeoFace Image Data mining」の販売を開始した。犯罪捜査や迷子の捜索、顧客サービスなどに利用できる。価格(税別)は、2980万円から。システム構築など関連事業を含めて3年間で100億円の売上高を目指す。

関連人物検索の画面イメージ
(出所:NEC)
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 NeoFace Image Data miningを使うと「この場所に何回も来ている人」や「この時間帯に現れる人」、「この人といつも一緒にいる人」などを特定・検索できる。要素技術は二つで、一つは顔検出/顔照合エンジン「NeoFace」である(関連記事:NEC、顔検出/顔照合エンジン「NeoFace」の認証精度を向上)。

 もう一つは、類似度を基にデータをグループ化し、特定のパターンを高速に検索できる技術「時空間データ横断プロファイリング」である。これらを組み合わせて、大量の顔画像の出現パターンを検索できるアプリケーションを構築した。

類似する人物をツリー構造で管理
(出所:NEC)
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 これまでは、顔認証技術を用いても別の映像に現れた人物が同一人物かどうかを照合することが難しかった。総当り形式で膨大な数の照合を行う必要があり、照合に時間がかかってしまうからだ。

 一方で、時空間データ横断プロファイリング技術では、「男か女か」「髪はショートかロングか」といった特徴をツリー構造で管理することで、照合回数を削減した。これにより、総当りだと1時間かかった100万件の顔データからの検索時間を10秒に短縮したという。