富士通は2016年10月27日、2017年3月期の通期業績予想を修正すると発表した。連結売上高は4兆5000億円と、7月時点の予想から1000億円引き下げた。円が米ドル、ユーロ、英ポンドに対し円高に振れた影響としている。営業利益(1200億円)、純利益(850億円)は変更していない。

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富士通が通期売上高を下方修正

 セグメント別の売上高では、情報システムや通信設備などの「テクノロジーソリューション」が700億円減の3兆1400億円、携帯電話やパソコンなどの「ユビキタスソリューション」が150億円減の9850億円、LSIなどの「デバイスソリューション」が150億円減の5500億円。営業損益ベースでは、「デバイスソリューション」が70億円下振れし、従来の黒字予想から一転して10億円の赤字予想となった。逆に「ユビキタスソリューション」は70億円上振れし210億円の黒字予想としている。「テクノロジーソリューション」は2450億円の黒字予想で従来予想と同じ。

 富士通では今回の修正予想について「為替以外の影響はない」(富士通広報)としている。

 富士通では下期の為替レートについて、7月時点では対米ドルで110円、対ユーロで125円、対英ポンドで160円と予想していた。今回の修正予想では、対米ドルで105円、対ユーロで115円、対英ポンドで140円とそれぞれ円高方向に予想を修正している。