TISとシンガポール通信大手のシンガポールテレコム(以下シングテル)は2016年10月26日、マネージドセキュリティサービス(MSS)の国内提供に関する戦略的提携契約を結んだと発表した。

左から、TIS 副社長執行役員の稲葉誠之氏、シングテル エンタープライズ部門CEOのビル・チャン氏、トラストウェーブCOOのリック・ミラー氏、TIS プラットフォームサービス本部 プラットフォームサービス事業部 エンタープライズセキュリティサービス部長の茂手木隆文氏
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 シングテルの米子会社であるトラストウェーブ(Trustwave)ホールディングスのMSSを、「TISマネージドセキュリティサービス Powered By Trustwave」として2016年11月から順次日本で提供する。

提携を通じて国内で提供するセキュリティサービス
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 TISはこの提携を通じ、現在は年間売上高10億円ほどのセキュリティ関連事業について「2020年の売上高100億円を目指す」(TIS 副社長執行役員の稲葉誠之氏)考え。大手から中堅企業まで、採用企業1500社を目標とする。

 トラストウェーブは、従業員1600人強のMSSベンダー大手。2015年4月にシングテルが約8億ドル強で買収した。トラストウェーブは、世界で9番目となるSOC(セキュリティ監視センター)を東京に設置。東京を含めた世界各国のSOCを通じた24時間365日の監視サービスを提供する。言語は日本語、英語に対応する。トラストウェーブ COO(最高執行責任者)のリック・ミラー氏は「我々は日本のMSS市場を世界2位の規模と考えており、それに見合った規模・人数のSOCを構築する」と語る。

 これに加えてトラストウェーブは、Webゲートウエイ、マルウエア対策、SIEM(セキュリティ情報イベント管理)といったセキュリティのクラウドサービスを提供する。SIEMのアプライアンスは導入期間が6カ月、初期費用1億円というケースもあり、SIEMをクラウドで提供することで費用を平準化できるという。TISは、これらのサービスのマーケティングや営業活動を担う。