加賀電子とユビキタスは2016年10月25日、高機能HEMSゲートウエイ機器「CTUS-01」を共同開発し、同製品とユビキタスのIoTクラウドプラットフォーム「dalchymia(ダルキュミア)」を連携したHEMSサービス事業者向けソリューションを、加賀電子が同日から提供開始すると発表した。HEMSの標準通信規格である「ECHONET Lite」に対応する。

HEMSゲートウエイ
(出所:加賀電子)
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 電力小売自由化を背景に、新電力事業者を中心にリアルタイムで消費電力情報を把握することによるデマンドレスポンス、ネガワット行動喚起による電力消費抑制、消費電力情報を活用した新サービス開発などのニーズが高まっている。HEMS情報の活用には、ECHONET Liteに対応し、さまざまな通信方式の機器との接続、クラウドへの接続といった機能を備えたHEMSゲートウエイが必要となる。

 その一方、HEMSゲートウエイはメーカーごとに細かな仕様が異なり、メーカーを超えたクラウド連携・機器利用ができないという問題があった。そのため実際に利用するには、サービス事業者が個別に対応しなければならない範囲が広く、開発コストや開発期間増大の原因となっていた。また、事業者ごとの個別開発になるため機器自体の単価も高くなる傾向にある。

 今回発表したソリューションは、HEMSゲートウエイとユビキタスのクラウドプラットフォーム「dalchymia」、組み込み機器向け「Ubiquitous ECHONET Lite SDK」をセットで提供する。HEMSゲートウエイは、ユビキタスの「Ubiquitous ECHONET Lite」を搭載し、メーカーを超えた高い接続性を備えた。Ubiquitous ECHONET Liteは、HEMS認証支援センターが提供するECHONET Liteのコントローラーソフトウエア開発キットにも利用されている。

 エアコンや蓄電池などのHEMS機器との接続に必要な、有線LAN、無線LAN、Wi-SUNといった多数の通信方式に対応する。さらに、スマートメーターと接続できるため、機器からの情報収集や機器の制御を高いレベルで行える。スマートメーターの消費電力情報を分単位で取得してクラウドに送信する機能により、電力消費の最適化と、電力情報を活用したサービスを短期間で開発できる。本体寸法は幅104×奥行き65×高さ32mm。

 なお、dalchymiaは、これまでEMS分野で多くの実績を持ち、Ubiquitous ECHONET Lite SDKはエアコンを始めとする家電機器で多数の採用実績がある。サービス事業者の既存サービスとのAPIによる連携や、dalchymia上で顧客自身による開発が可能。HEMSクラウドサービスの開発を受託することもできる。また。HEMSゲートウエイ単体での販売や、同製品への機能追加やカスタマイズについても個別対応する。

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