パナソニック ソリューションテクノロジーは、東京ビッグサイトで2016年10月19日から21日まで開催している「ITpro EXPO 2016」で、健康経営や動線分析などに向けた複数のサービスを展示している。

パナソニック ソリューションテクノロジーの展示ブース
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 健康経営関連では、開発中の「生活習慣病疾病確率予測サービス」を参考出展。血圧・血糖値・コレステロール値など健康診断の結果をタブレット端末に入力すると、向こう10年に生活習慣病に罹患する確率と、その確率が同性・同年代の平均値と比べて何倍であるかが算出・表示される。産業医が社員の健康相談などで使うことを想定しており「例えばコレステロール値を改善できると罹患確率がどの程度変化するかを、その場で数値を入力し直すだけですぐに示せるため、社員に健康管理を促しやすい」(説明員)とする。

健康診断の結果を基に、生活習慣病に罹患する確率を算出するサービスを参考出展
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 ミツフジ(京都府精華町)の開発した電極付き肌着を活用した睡眠診断サービスも参考展示している。電極付き肌着を着用して睡眠を取ると、眠りの深さを4段階で判定し、就寝から起床までの推移をグラフで表示する。2017年初頭の実証実験を目指し開発中という。電極付き肌着は東レがNTTグループと開発した「hitoe」が知られているが、「ミツフジの肌着の電極は銀メッキを施した繊維で作られており導電性が高い。耐久性の面でも、洗濯を100回繰り返しても問題ない」(説明員)としており、パナソニック ソリューションテクノロジーでは睡眠診断以外にも幅広い分野への応用を検討している。

 動線分析では、Bluetoothのビーコンを店舗や工場の天井などに複数設置し、専用アプリをインストールしたスマートフォンとの通信により現在地を確認する。個々の人が移動した軌跡を線でたどったり、どの位置に人が集まりやすいかをヒートマップで示したりできる。このほかビーコンの活用例として、フリーアドレス制を導入した企業などに向け、個々の社員が執務スペースのどのエリアにいるかや、喫煙室にどの程度滞在しているかなどをグラフで表示する所在管理システムも展示している。動線分析や所在管理のシステムは販売中。

Bluetoothのビーコンとスマートフォンを使い、来店客や従業員の動線分析・所在管理ができるシステムを展示している
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