写真1●説明する板東浩二・NTTぷらら代表取締役社長
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写真2●民放BS5チャンネルの提供を開始(説明会の資料から、以下同)
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写真3●4K自主放送チャンネルをリニューアル
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写真4●リニューアル後の概要
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写真5●HLG方式によるHDR対応4K-IP放送を10月開始
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写真6●趣味学習サービスを12月中旬に開始
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写真7●ひかりTV映像コミュニケーションサービス(仮称)を年度中に
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写真8●オリジナルゲームアプリ「ルナたん」を軸にした事業拡大を計画
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 NTTぷららは2016年10月13日、ひかりTVの2016年下期事業説明会を実施した。代表取締役社長の板東浩二氏(写真1)は、下期に取り組む主な内容として5項目を説明した。

 まずは、2016年12月1日から、BS民放5チャンネルの提供を開始することを発表した(写真2)。具体的には、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジの5チャンネルについて、IP再放送サービスを提供する。BS民放ついては以前より利用者からの要望も多く、提供を開始することになったという。BS11、BS12トゥエルビなど残るBS放送チャンネルについては、会見で「投資をどういうタイミングでどう実施するのかというビジネス上の問題はあるが、最終的には交渉して基本的に全部入れていきたいと考えている」(板東社長)と説明した。

 さらに、記者からの質問に答えて、「ケーブルテレビなどに、やっとキャッチアップできた。一方で、音楽配信やゲーム、電子書籍などサービスの多彩さにおいては一歩先行できていると考えている」と述べた。

 第2の取り組みとして、「4K自主放送チャンネルのリニューアル」を挙げた(写真3、写真4)。現行の4K自主放送チャンネル「モデルプレスTV by ひかりTV 4K」を全面リニューアルし、吉本興業と提携した新たなエンタメ・チャンネル「Kawaiian for ひかりTV 4K」を2016年12月1日に開始する。吉本興業が提供しているアイドル専門チャンネル「Kawaiian TV」(運営会社はカワイイアン・ティービー)の番組と、「ひかりTV」と吉本興業が連携して制作するオリジナル番組を編成する。

 第3の取り組みとして、HDR対応の4K-IP放送を2016年10月24日に開始する(写真5)。これまでもVODでドルビービジョン方式あるいはHDR10方式によるHDRコンテンツを提供してきた。今回は、HLG方式(NHKと英BBCが共同開発)を採用したHDR放送を開始する。

 第4の取り組みとして、新サービスの展開を挙げた(写真6)。その例として、趣味学習サービス「Shummy」の提供を2016年12月中旬に開始予定であることを説明した。動画講座(オンライン)とイベント(オフライン)、オンラインショッピングを併せて提供する日本で唯一の趣味学習プラットフォームサービスとして展開する。「カメラ」「フランス料理」「手芸」「家庭料理」「家庭菜園」など開始時に15講座、年度内に30講座程度の展開を予定する。それぞれパートナとアライアンスを組み、レベニューシェアの形でビジネスを展開する。

 新サービスとして、ひかりTV映像コミュニケーションサービス(仮称)の提供を2016年度中に開始予定であると紹介した(写真7)。スマホで撮影した4K動画などのテレビへの共有や、テレビ-スマホ間での4Kを含むビデオ通話によるリアルタイムコミュニケーションの実現などを目指す。

 第5の取り組みとして、オリジナルゲームアプリ「ルナたん」を2016年10月27日に提供予定であることを挙げた。このゲームを軸に、「ルナたんのオリジナルアニメを2017年4月から配信」「アニメ化を皮切りにキャラクター商品化、コミカライズ」なので事業拡大を図る考え(写真8)。

 質疑応答では、2018年から開始が予定されるBSによる4K・8K実用放送への対応について答えた。「2018年の4K・8K実用放送に向けて、まず技術的な検討を進めているし、これからも積極的に実施していきたい。地デジやBSデジタル放送の再放送サービスと同じような形で我々に許諾をいただけるのであれば対応できるように技術的な検討を進めている」(板東社長)と状況を説明した。8K・4Kの試験放送については、「2018年に向けた検討を進める過程の中で、必要に応じて対応を決めていきたい」(NTTぷららの担当者)という。また、板東社長は、「リオのオリンピックにおいて、NHKが撮影した8K映像を4Kにダウンコンバードして試験的に提供していただいた。技術的な検証もある程度できたので、もし可能であれば、交渉して、そういったこともできるように努力したい」と述べた。

 VOD市場動向については、「様々なサービスが出てくるのはいいことだ。我々の課題としては、コンテンツの調達費用が上がってきており、これからコンテンツをいかに集めてそろえていくかだろう」(板東社長)と述べた。また、一般的な課題として、「今後スマホ・タブレット向けの配信が本格化すると、ネットワークの容量の面から対応が難しくなる局面がでてくるかもしれない。最終的にそのネットワーク費用を誰が持つのかといった課題がでてくるのではないか」と指摘した。

[「BS民放5チャンネルの提供開始」に関する発表資料へ]
[「4K自主放送チャンネルリニューアル」に関する発表資料へ]
[「HDR放送開始」に関する発表資料へ]
[「趣味学習サービス開始」に関する発表資料へ]
[「オリジナルゲームアプリ提供開始日」に関する発表資料へ]

■変更履歴
「Dlife」はすでにひかりTVで提供済みでした。お詫びして訂正いたします。本文は、既に修正済みです。 [2016/10/14 11:00]