日立ソリューションズは2016年10月12日、帳票データを保管して活用するためのサーバーソフト「活文 Report Manager」を強化し、電子帳票だけでなく紙に印刷された帳票も取り込んで保管できるようにすると発表した。各種の紙帳票から項目値を自動で取り込むための人工知能(AI)機能も追加する。紙帳票の取り込み機能とAI機能は、いずれもオプションとして2017年1月31日から提供する。

人工知能を利用して紙帳票から項目値を自動抽出できるようにした
(出所:日立ソリューションズ)
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 活文 Report Managerは、業務システムが出力した帳票ファイルを取り込んで保管する、帳票イメージ管理サーバーである(関連記事:日立ソリューションズが帳票の電子保存ソフトに新版、電子帳簿保存法に対応)。日立製作所の「EUR」「Prinfina MANAGER RX1000」やウイングアークの「SVF」、ユニリタの「FormHelper&DURL」などの電子帳票を取り込み、独自の帳票フォーマットに変換して保管する。

 今回新たに、電子帳票だけでなく、紙に印刷された帳票もスキャンして保管できるようにした。これにともない、帳票フォーマットの、どの位置に、どの項目が配置されているのか、を機械学習によって学習する機能も付けた。日々の運用で学習させることによって、以前と同じフォーマットや、以前と似たフォーマットの紙帳票から、項目値を自動で抽出するようになる。

 日々の運用では、活文 Report ManagerのGUI画面上で、ユーザーに対して、紙帳票のフォーマットイメージを表示する。項目に対するデータの候補箇所に黄色の色を付けて、ユーザーの指示を待つ。活文 Report Managerによって最も可能性が高い候補とみなした箇所は赤く表示する。ユーザーは、正しい候補をクリックしてデータを登録する。これを帳票ごとに繰り返すことで学習していく。

■変更履歴
第2段落で、一部の製品名と社名に旧称が含まれておりました。日立製作所の製品「uCosminexus EUR」は「EUR」の誤り、「FormHelper&DURL」の提供ベンダーである「ビーエスピー」は「ユニリタ」の誤りです。以上、お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2016/10/24 12:00]