メガネチェーン店「JINS」などを手がけるジェイアイエヌは2016年10月7日、センサー付きメガネ「JINS MEME ES」とスマートフォンアプリを使ってストレスに関する生体データを収集する産学連携の研究プロジェクト「STRESS & MOTIVATION(ストレス&モチベーション)」を開始したと発表した。JINS MEME ESユーザーは、アプリをダウンロードすれば実験に参加できる。実験期間は2016年10月5日から2017年12月31日まで。

 実験に参加するユーザーは、iOSアプリ「JINS MEME MEDICAL LAB - Stress & Motivation」を使って、アンケート調査に回答するとともに、生体データの計測を行う。これらのデータは、1日2回(午前と午後)、5日間収集する。実験の狙いは、ユーザーから収集した生体データを解析し、ストレスを管理するサービスの開発に役立てることである。

 生体データは、センサー付きメガネのJINS MEME ESを装着した状態で、アプリの指示に従って瞬きをすることによって収集する。ユーザーは、生体データを提供する代わりに、別途アンケート調査に回答することによって、自身のストレスの状態をグラフで確認できるほか、モチベーションを高めるアドバイスを得られる。

 アンケート調査では、まず初日に平時におけるストレスとモチベーションの状態を聞き出す。次の日以降は、午前と午後の2回、その時その時のストレスとモチベーションの状態を聞き出す。すでにある10万人のアンケート回答結果を考慮した上で、ユーザーの回答についてアプリ上で診断する。

iOSアプリを使ってアンケートに答えると、ストレスの状態やモチベーションを高めるアドバイスが得られる
(出所:ジェイアイエヌ)
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 実験に参加するためには、センサー付きメガネのJINS MEME ESが必要になる(関連記事:JINSがメガネ型ウエアラブル「JINS MEME」を発売、「販売目標、まったく分からない」)。JINS MEME ESは、視線の向きや瞬きなどを計測する3点式電位センサーと6軸センサー(加速度、ジャイロ)を備えている。

 JINS MEME ESを持っていないユーザーに対しては、原宿にある店舗「JINS MEME Flagship Store」において1週間限定で貸し出す。2016年12月末までは無料で貸す予定である。

 iOSアプリは、米アップルが医療データ収集用に用意しているソフトウエア開発フレームワーク「ResearchKit」を使ってジェイアイエヌが開発した(関連記事:Apple、医学・医療研究用アプリの開発ツール「ResearchKit」を発表)。