インターコムは2016年10月7日、自動音声応答(IVR)システムを構築できるサーバーソフト「まいと~く VoiceFAX Center」の新版(Ver.1.70)を発表した。新版では、電話やファクスを受けるモデム装置を各拠点に置きつつ、サーバーソフトをIaaSクラウドやサーバー仮想化環境で動作させられるようにした。

IaaS環境でのシステム構成イメージ
(出所:インターコム)
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 かかってきた電話に対して自動音声で対応するシステムを構築できるパッケージ製品である。音声応答機能とファクス送受信機能を兼ねたサーバーソフトと、音声/ファクス用モデム装置で構成する。サーバーソフトの特徴の一つは、ノンプログラミングで音声応答フローを作成できることである。

 新版では、モデムとサーバーソフトをLANを介して分散配置できるようにした。具体的には、サーバーとモデムをLANで接続できるように、LAN接続型モデムを新たに用意した。従来は、PCI Express接続型のモデムしか選べなかった。これにより、オンプレミス環境にモデムを置き、サーバーソフトをIaaSクラウドや仮想化環境で動作させられるようになった。

 音声応答/ファクスサーバーは、最大4拠点のモデムをコントロールできる。拠点ごとに電話回線を引くことによって、市内電話料金などの安い通話料でフリーダイヤルやファクスを利用できるので、回線集約型のシステム構成に比べて通信コストを大幅に削減できる。

 動作確認済みの環境は以下の通り。IaaSクラウドサービスは、AWS(アマゾンウェブサービス)、Microsoft Azure、ニフティクラウド。サーバー仮想化ソフトは、VMware ESXi 6.0、Windows Server 2012 R2 Hyper-V。

 価格(税別)は、PCI Express接続型モデムカードをバンドルしたパッケージは、最安価となる2回線版が、1年保守付きで90万円。IaaSクラウドや仮想化環境で使うためのLAN接続型モデムをバンドルしたパッケージは4回線が利用可能で、1年保守付きで137万5000円。