写真1●代表取締役社長のGreg Peters氏
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写真2●エンジニア メディアエンジニアリング&パートナーシップの宮川遙氏
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 Netflixは2016年10月6日、同社が配信するコンテンツのHDR化に関する説明会を開催した。

 HDRの映像コンテンツでは、従来に比べてより幅広い明暗を表現できる。Netflixはこれまでも4K HDRコンテンツを順次提供しており、2016年9月16日には既に4Kで全世界向けに配信しているNetflixオリジナルドラマ「火花」のHDR版の提供を開始した。

 日本法人であるNetflix 代表取締役社長のGreg Peters氏(写真1)は、「現在の最新映像フォーマットは4KとHDR。Netflixは最新映像フォーマットで世界最高のコンテンツを提供することを約束する」と述べた。さらに「実写コンテンツだけでなく、アニメといったジャンルのコンテンツも最新映像フォーマットで届けていく」とした。

 Netflixでエンジニア メディアエンジニアリング&パートナーシップを務める宮川遙氏は技術部門の立場からHDRの特徴について述べた(写真2)。「非常にダイナミックレンジが広くなり、大きなカラーボリューム(色空間)の中で映像を作ることができる」「これまで表現できなかった明暗が表現できるようになり、人間の目で見ているかのような状態で映像を提供できる」とした。

 従来のカラーボリュームの中では、「例えば明るさを生かすために暗い部分を削らないといけないというふうに、制作者側が妥協を迫られるケースが多かった」という。「HDRの登場によって状況は大きく改善した」と述べた。Netflixのサービスが対応しているHDR方式としては、「Dolby Vision」と「HDR10」を挙げた。

 同日の説明会では、「火花」の制作やHDR化の作業を担当したザフールとIMAGICAの担当者も登壇し、作品を仕上げるまでの過程などを説明した。