CADソフト大手のオートデスクは2016年9月21日、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)データからVR(バーチャルリアリティ)向けの3Dデータを作成できるクラウドサービス「Autodesk LIVE」を9月末に提供開始すると発表した(写真1)。VRデータを作成するのに必要なデータ形式の変換や、HMD(ヘッドマウントディスプレー)やタブレットで動作するファイルの作成を自動化する。同社製のBIMソフトの利用者が手軽にVRデータを作成できる環境を整え、利用者の拡大を狙う。

写真1●Autodesk LIVEで作成したVR向け3Dデータから作成した画面
(発表資料より)
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 Autodesk LIVEは、オートデスク製のBIMソフト「Autodesk Revit」のアドインソフトから、クラウド上にBIMデータを送信して利用できる。オートデスク 技術営業本部の宋明信 メディア&エンターテイメント ソリューションスペシャリストは「VRデータの作成は、ワンクリックで完結する」とする(写真2)。

写真2●オートデスク 技術営業本部の宋明信 メディア&エンターテイメント ソリューションスペシャリスト
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 これまで、Autodesk Revitの利用者がVRデータを作成するには制作会社に依頼する必要があったという。「BIMデータを加工処理するには工数が必要だった。Autodesk LIVEでは、クラウド側に作業を自動化するプログラムを用意した」(宋氏)。Autodesk LIVEはVRデータを5~15分程度で作成できる。

 作成したVRデータは、専用ソフト「Autodesk LIVE Viewer」で鑑賞できる。PCやタブレットにインストールして利用する。対応するOSは、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10。iPadでも利用でき、iOS9.0以降に対応する。

 利用価格は1カ月当たり5000円(税別)。Autodesk LIVE Viewerは無料だ。