NTTドコモ、ベジタリア、自律制御システム研究所(ACSL)、エアロセンス、新潟市は2016年9月21日、農業・林業にドローンを活用する実証プロジェクトに関する連携協定を締結した。「水稲プロジェクト」と「海岸保安林プロジェクト」を同日から実施する。

左から、エアロセンス 代表取締役の谷口恒氏、NTTドコモ 代表取締役社長の吉澤和弘氏、新潟市長の篠田昭氏、ベジタリア 代表取締役社長の小池聡氏、自動制御システム研究所 代表取締役CEOの野波健蔵氏
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 水稲プロジェクトは、いもち病をはじめとする水稲の病虫害の発生状況を、ドローンで上空から監視・把握することを目指すもの。ドローンの空撮画像と、水田に設置済みのセンサーによる画像・温度・葉面濡れ情報を組み合わせて分析する。得られたデータは、収穫時期の予測にも応用する考え。ACSLがドローン機器を提供する。実施機関は2016年9月~2018年3月。

水稲プロジェクトの概要
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 海岸保安林プロジェクトは、害虫によるマツ枯れの被害にあった木を、ドローンの空撮映像で自動的に特定することを目指すもの。ドローンのGPS位置情報や高さの情報とひもづけ、被害木の伐採作業を効率的に行えるようにする。エアロセンスがドローン機器やカメラを提供する。実施機関は2016年9月~2017年3月。

海岸保安林プロジェクトの概要
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 いずれのプロジェクトも、NTTドコモが画像データ分析、ベジタリアが植物医師による画像診断、各種センサーの提供を担う。

 NTTドコモの吉澤和弘社長は会見で「これまでの研究開発で培ったディープラーニング技術による画像分析で貢献したい」と語った。ドローンが撮影した4K超の高精細映像と、地上に設置したセンサー情報を組み合わせたディープラーニング分析技術の確立を目指す考えだ。

被害にあった木(茶色)を空撮画像から自動的に特定し、位置情報や高さを得られるようにする
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