富士通は2016年9月20日、企業の知的財産活動を支援する業務ソフト群「ATMS(アトムス)」シリーズの新製品として、特許・意匠・商標などを管理する特許管理パッケージソフト「FUJITSU ビジネスアプリケーション ATMS PMV(アトムス ピーエムブイ)」を発表、同日販売を開始した。価格(税別)は450万円から。販売目標は2018年度末(2019年3月期)までに15億円。

ATMS PMVが備える「まとめワークフロー」機能の概要
(出所:富士通)
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 既存の特許管理ソフト「ATMS PM2000」の後継に当たる(関連記事:富士通が知的財産管理ツールの新版を提供開始)。新たに、知的財産の権利化手続などの業務の効率化や、事業貢献に向けた知財管理情報活用の支援を強化した。この背景には、ビジネスのグローバル化によって特許出願国が増えており、業務の効率化や知財戦略などが重要になっているという状況がある。

 業務を効率化するための強化として、特許化の必要性や特許取得後の権利維持などの検討を、まとめて一つのワークフロー上で行うことができる「まとめワークフロー」機能を提供する。これにより、これまで1件ずつ行っていた特許権利化の検討や手続きを、複数の特許案件で構成された製品や技術の単位でまとめて行えるようになった。

 知財に関わる外部パートナーとクラウドを介して連携する機能も提供する。パートナー間で特許管理業務のための情報共有やデータの同期が行えるクラウドサービス「ATMS PROPAS(アトムス プロパス)」と連携する。

 一方、事業戦略に合わせて知財を活用するための強化としては、製品分類の中でも液晶といった特定の「群」にまで細分化して知財情報をまとめて管理し、液晶に関する特許の全体像や個々の関連性などを可視化できるようにした。これにより、所有する知的財産の権利維持の判断などが容易になった。

知財情報を群管理する機能の概要
(出所:富士通)
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