図●実証実験のシステム構成と各社の役回り
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 ソフトバンクは、LTE網を利用し、映像をリアルタイムに一斉同報配信する実証実験を実施する。2016年9月17日~19日に開催される福岡ソフトバンクホークス 対 オリックス・バファローズ戦において、試合の映像データをLTE-Broadcastで配信する。その映像品質やトラフィック、サービス満足度などを分析し、新サービス導入に向けた技術検証やサービスの有効性確認を行う。

 LTE-Broadcastは、マルチキャスト通信(1対多通信)が可能。このため、多くの人が集まるスタジアムやコンサート会場で、大容量の映像データなどを閲覧する場合でも輻輳の影響を受けにくくなる特長がある。

 今回の実証実験では、複数のカメラによる様々なアングルの映像を撮影し提供する予定。技術検証だけでなく、ヤフオクドーム来場する一般の協力を得て、球場観戦中に実際に手元のスマホで映像を見てもらい、サービス満足度の分析や、今後のスポーツ映像配信のあり方に関する検証を行う。

 ヤフオクドーム内に従来設置しているテレビ中継用のカメラに加えて、実験用に5台のカメラを設置してマルチアングルで試合の模様を撮影する。その映像を実験用のLTE基地局(1局)から3塁側スタンドの一部エリアにLTE-Broadcastで一斉配信する。実験の協力者300人(各日100人)に専用アプリを搭載した実験用スマートフォンを貸与し、LTE-Broadcastが受信可能なエリアで試合を観戦しながら映像を視聴してもらう。

 実証実験は、Qualcomm Technologies社がLTE-Broadcast機能をもつチップセットと端末ソフトウエアソリューションを提供するなど、各社の協力を得て実施する ()。

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