WOWOWは2016年9月8日の定例会見で、WOWOWオリジナルドラマの「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」の海外向け販売を行うと発表した。代表取締役社長の田中晃氏は、「共同制作のパートナーであるWarner Bros. International Television Productionのネットワークを通じて販売する」「2016年10月開催の番組見本市のMIPCOMで海外のメディアやバイヤーにPRする」と述べた。

 WOWOWは同作品を全編4K HDRで制作した。担当プロデューサーの岡野真紀子氏は、2015年放送の「連続ドラマW 海に降る」に続き、4K HDR番組の制作を行った。

 岡野氏は、前回の作品との制作面での違いについて、「前回は現場ではSDRで制作した。仕上げの段階でHDRにしたところ、例えば役者の顔を視聴者に見てほしいのに奥にある非常灯が目立ってしまうなど、我々の演出意図と少し異なる映像が発生してしまったというのが反省点だった」「今回は最初からHDRの映像という点を踏まえて制作した。我々の演出意図をしっかりと表現できた」と説明した。

 HDRコンテンツを制作する際に一番苦労した点として、光の問題を挙げた。HDRは光の状態を忠実に表現するので、例えば最初のカットで太陽があったのに雲に隠れてしまった場合、「太陽が出るまで待たなければいけない」という。このほかに、「メーキャップや美術、ロケーションなどの面でも手は抜けないと感じた」とした。