大日本印刷は2016年9月5日、マイナンバーカード(個人番号カード)に記録された顔写真データを利用して、金融機関の口座開設からICキャッシュカードの発行までを無人化する専用端末「本人確認機能付きカード発行機」のプロトタイプを開発したと発表した。マイナンバーカードの顔写真データを利用して本人確認ができる仕組みは初めてとみられる。2017年夏頃のサービス開始を目指す。

写真●大日本印刷の「本人確認機能付きカード発行機」
(出所:大日本印刷)
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 本人確認機能付きカード発行機は、マイナンバーカードや運転免許証から読み取った顔写真データと、端末に内蔵したカメラで撮影した顔写真データを照合することで、本人確認を行う(写真)。金融機関などの職員らが口座開設に必要な本人確認をしなくてもすむ。

 従来のICキャッシュカード即時発行機は、金融機関の職員が発行機を操作してカードを発行していた。本人確認機能付きカード発行機では、顧客が自ら端末を操作して、マイナンバーカードや運転免許証から氏名や住所などの個人情報を自動的に取り込める。

 今後はスマートフォンで銀行口座開設の申し込みと本人確認書類の送信が可能なスマートフォン向け銀行口座開設アプリとの連携機能も開発。アプリで口座開設の申し込みを済ませて、店頭でスマートフォンを端末にかざすだけでカードを受け取れるようにする予定という。