クリックテック・ジャパンは2016年9月2日、報道関係者向けに説明会を開催し、日本での市場戦略を明らかにした。BI(ビジネスインテリジェンス)ツール「QlikView」の既存顧客に「Qlik Sense」を売り込む。これまでのパートナー企業を通じた営業に加えて、クリックテック・ジャパンの営業人員による直接営業も積極的に実施する。

 QlikViewやQlik Senseはいずれもシンプルな操作性を売りにするツール。両製品の違いを米クリックテック グローバルプロダクトマーケティングVPのジェームズ・フィッシャー氏(写真1)は「データ分析に使うQlikViewと、データを確認するQlik Sense」と説明する。

写真1●米クリックテック グローバルプロダクトマーケティングVPのジェームズ・フィッシャー氏
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 QlikViewはデータ分析操作を簡素化する製品だ。情報システム部門が分析方法や可視化方法を設定すると、マーケティング担当者や商品開発部といった分析者が設定に従って操作する。分析方法がある程度定型化しているレポート作成が得意だ。

 Qlik Senseは情報システム部門の操作設定なし使うツール。ドラッグ・アンド・ドロップ操作でデータを可視化したり、ダッシュボードを作ったりできる。分析者が分析方法を自由に決められるが、QlikViewに比べると高度な分析がしにくい。事業部門の責任者が部門で使うダッシュボードを作るのに使ったりするという。

 クリックテック・ジャパンはQlikViewとQlik Senseを合わせて「さまざまなデータ活用の要求に対応できる一つのプラットフォーム」(クリックテック・ジャパン カントリージェネラルマネージャーの藤堂正憲氏(写真2))としている。藤堂氏は「これまでは分析を主な業務とする部門にQlikViewを導入する企業が多かった。QlikViewの利用企業に現場で使えるBIツールとしてQlik Senseを売り込み、大規模な利用を勧めていく」と方針を発表した。

写真2●クリックテック・ジャパン カントリージェネラルマネージャーの藤堂正憲 氏
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