2016年8月26日、パシフィコ横浜(横浜市)で開催されたコンピュータゲーム開発者向けのイベント「CEDEC 2016」で、「ドラゴンクエスト」のゲームデザイナーとして有名な堀井雄二氏(写真1)が基調講演に登壇し、プログラミングの思い出を語った。

写真1●CEDEC 2016で堀井雄二氏が「ドラゴンクエストへの道 ~ドラゴンクエスト30周年を迎えて~」と題して基調講演
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 堀井氏がNECの8ビットパソコン「PC-6001」を買ったのはフリーライターだった27歳のとき。それまでキーボードに触ったこともなかったが「お正月の新聞に『これからはマイコンだ』という特集記事があった。すごく面白そうだなと思って買ってみた」という。なお、“マイコン”は当時のパソコンの呼び名。

 堀井氏はもともと漫画家志望で文学部の出身。しかし、「僕は頭はどちらかというと理数系で数学が得意だった。大学受験でも数学で受けられたので早稲田大学の文学部を選んだ」という。

 当時のパソコンはプログラミング言語「BASIC」を知らないとほとんど何もできない代物。必然的に、堀井氏はBASICに挑戦した。

 「PC-6001に付いていたBASICの本が“超”分かりやすかった。『なんかできそうだ』と思ったので、PRINT文、INPUT文、IF GOTO文、RETURN文くらいを覚えて、『占いプログラム』を最初に作った」。

 そして、その後作り始めたのが、堀井氏のゲームデザイナーとしてのデビュー作である「ラブマッチテニス」だ。これはテニスゲームでエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売された。

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