Intel執行バイスプレジデント兼Data Center Group担当ジェネラルマネージャーのDiane Bryant氏(左)とNervana共同創業者で最高経営責任者のNaveen Rao氏(右)
[画像のクリックで拡大表示]

 米Intelは現地時間2016年8月9日、ディープラーニング(深層学習)の米Nervana Systemsを買収することで両社が最終合意したと発表した。人工知能(AI)分野における取り組みをいっそう強化する。

 Nervanaは2014年に設立され、米カリフォルニア州サンディエゴに本社を置き、パロアルトにも拠点を持つ。ディープラーニングに最適化したソフトウエアとハードウエアの開発を手がけている。

 Intel執行バイスプレジデント兼Data Center Group担当ジェネラルマネージャーのDiane Bryant氏は、「ディープラーニングのアルゴリズムを加速するNervanaの知的資産と専門知識により、IntelのAI関連の能力を拡大できる。また、Nervanaのソフトウエアに関する知識を利用して『Intel Math Kernel Library(MKL)』の最適化を進め、業界標準フレームワークへの統合を図る」と述べた。

 Intelはさらに、Nervanaのエンジンと半導体関連の知識を、AIポートフォリオの強化、ディープラーニングの性能向上、「Xeon」および「Xeon Phi」プロセッサのTCO改善に活用する。

 Nervana共同創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるNaveen Rao氏は、引き続きディープラーニングのフレームワーク、プラットフォーム、ハードウエアの開発に取り組む意向を示した。サンディエゴを本拠として、スタッフやブランドも維持する。

 Rao氏は「Nervanaの技術と専門知識をIntelのポートフォリオに統合することで、ディープラーニングおよびAIを新たなレベルに引き上げる」と述べている。

 Intelは買収額について明らかにしていないが、米メディア(TechCrunchRe/code)は「3億5000万ドル以上」と報じている。

 AI関連の買収としては、直近では米Appleがマシンラーニング(機械学習)技術の米Turiを約2億ドルで買収したと報じられた(関連記事:Apple、人工知能のスタートアップ企業を2億ドルで買収か)。

[発表資料(Intelのプレスリリース)]
[発表資料(Nervanaの公式ブログ)]