freeeは2016年5月26日、ジャパンネット銀行と業務提携したと発表した。まず、同行の振込専用口座サービスと「クラウド会計ソフト freee」を連携させ、自動で消込作業を実施できる新サービスを開始する。両社が手がけるサービスの利便性を高めると共に、新たな顧客開拓にもつなげたい考えだ。

 取引先や請求ごとに異なる振込専用口座を払い出すジャパンネット銀行のサービス「ワンタイム口座」の一覧を、freeeにインポートできるようにする()。freeeを使って請求書を作成する際に、ワンタイム口座を登録することが可能だ。ワンタイム口座に入金があると、freeeが自動作成した売掛一覧と照合、自動で消込作業が完了する。従来は、売掛一覧と入金一覧を目視で照らし合わせ、消込作業をすることが多かった。

図●自動消込を実現するfreeeとジャパンネット銀行の新サービス
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 サービス利用料は、freeeユーザーが100のワンタイム口座を利用する場合で月額216円。初期費用などはかからない。

 従業員数300人以下の中小企業957社を対象にfreeeが5月に実施した調査によると、消込業務に要する時間は1カ月当たり平均11時間以上。日本全国では、年間1兆円超の費用負担になっていると推計されるという。中小企業が抱える消込業務の課題を解消することで、既存顧客の満足度を向上させつつ、新規顧客の獲得を目指す。

 今回の業務提携をきっかけにfreeeとジャパンネット銀行は協業対象を広げ、さらなるサービス提供を目指す。