図●売上高に占めるIT予算の比率(業種グループ別)
出所:日本情報システム・ユーザー協会
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 ユーザー企業のIT部門・IT子会社で構成する日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は2016年4月22日、IT投資マネジメントやシステム開発に関する二つの調査結果を発表した。ユーザー企業のIT投資・活用動向を調査した「企業IT動向調査2016」と、累計1275件の開発プロジェクトなどを分析した「ソフトウェアメトリックス調査2016」だ。いずれも各分野の調査としては、国内最大規模である。

 「企業IT動向調査2016」では、IT予算の動向やクラウドの活用状況、IT部門/IT子会社の組織・人員体制、システム開発・運用の課題、情報セキュリティの実態などを調査した。上場企業やそれに準じる企業4000社のIT部門を対象に実施し、1115社から有効回答を得た。今回の調査では、レガシーシステム(老朽化、肥大化・複雑化、ブラックボックス化)を重点項目とし、該当システムの保有状況や課題などについて深掘りしている。

 JUASのWebサイト(関連サイト)では、調査結果のダイジェスト版を公開している。例えば、売上高に占めるIT予算の比率は平均1.21%であること()や、約4割の企業がIT予算を増やそうとしていること、約3割の開発プロジェクト(100~500人月の場合)で予算超過や工期遅延が発生していること、などを示すデータを掲載している。調査結果の詳細については、5月18日に発行する「企業IT動向調査報告書2016」に収録する。

 もう一つの調査結果「ソフトウェアメトリックス調査2016」では、システム開発プロジェクトで採用された開発手法や開発言語、開発手法別の品質(欠陥率)、工期の推定方法などを調査した。こちらもJUASのWebサイト(関連サイト)で、調査結果のダイジェスト版を公開している。