NTTデータは2016年2月24日、Javaアプリケーションサーバー環境で利用できるソフトウエア開発部品(フレームワーク)の新版「TERASOLUNA Server Framework for Java 5」()を発表、同日提供を開始した。新版では、Web画面の遷移を制御するMVC(モデル・ビュー・コントローラー)フレームワークをStruts1からSpring MVCに切り替えるなど、ソフトウエアの構成を刷新した。

図●TERASOLUNA Server Framework for Java 5のソフトウエア構成
(出所:NTTデータ)
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 TERASOLUNAは、NTTデータが自社のシステム構築サービスで社内利用している、サーバーサイドJavaのフレームワーク。StrutsやSpring Framework、iBATISといったオープンソース(OSS)のフレームワークを中核機能として採用するとともに、NTTデータが独自に開発した機能を追加してOSSとして公開している。2014年4月にStruts1のセキュリティ脆弱性が発見された際には、独自にパッチを作成して公開した。

 今回の新版では、TERASOLUNAを構成するソフトウエアを刷新した。ポイントは大きく二つある。一つは、MVCフレームワークをStruts1からSpring MVCに切り替えたこと。Struts1は開発元(Apacheソフトウエア財団)によるサポートが2013年4月に終了している。一方でSpring MVCはSpring Frameworkの一部分として提供されており、人気があるという。

 もう一つのポイントは、NTTデータによるフレームワークの独自開発をやめ、OSSの標準フレームワークを極力そのまま活用するようにしたこと。一部例外的に、エンタープライズ向け開発で必要な機能として、日本語の全角半角を扱うための部品などを独自に開発し、OSSとして公開している。

 採用目標は、2017年度末までに国内外で200件。また、TERASOLUNAの取り組みを通じて、国内外のOSSコミュニティーへの参加やフィードバックを行うことで、OSSコミュニティーの活性化に貢献するとしている。