米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は2015年10月8日(米国時間)、IoTアプリ構築に向けた新サービス「AWS IoT」を発表した。「IoTアプリをもっとシンプルに作れるようにしたい」。米アマゾン・ドットコムCTO(最高技術責任者)のバーナー・ボーガス氏は、米国ラスベガスで開催中のイベント「AWS re:Invent 2015」で、AWS IoT投入の狙いを語った(写真1)。

写真1●AWS IoTを発表した、米アマゾン・ドットコムCTOのバーナー・ボーガス氏
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 センサーなどのデバイスからデータを収集、処理、分析し、結果に応じてアクションを実行するためのプラットフォームであり、米国バージニアおよびオレゴン、アイルランド、ダブリン、東京リージョンで提供開始。利用料金はメッセージ数に応じた従量課金で、100万メッセージ当たり8ドル(東京リージョン)である。

 AWS IoTは大きく、「デバイス・ゲートウエイ」と「ルールエンジン」から成る。センサーなどのデバイスは、HTTPSまたはMQTT(Message Queue Telemetry Transport)でデバイス・ゲートウエイとの間でデータを送受信する。デバイスとデバイス・ゲートウエイ間の通信は、TLSによりデータを暗号化する(写真2)。

写真2●AWS IoTの概要
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 各デバイスに対して「デバイス・シャドー」と呼ぶ領域をAWS IoT側に確保。デバイスのステータスを保持しておくことでデバイスの障害などに備える。「スマホなどに比べてIoTのデバイスはスペックが貧弱。電源オフ状態になったり故障が発生したりした場合、復旧したタイミングでシャドーから最新情報を送ることができる」(技術本部 ストラテジックソリューション部 部長 大谷晋平氏)。

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