写真●動画広告を見たらクーポンを配信(画面イメージ)
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 日本交通グループは2015年9月25日、博報堂DYグループと共同でタクシー利用客向けの新たな広告サービスの実証実験を始めた。タクシーを呼び出すスマートフォン用アプリへ、利用客が乗車中に動画広告を配信。視聴時間に応じて次回以降の乗車料金を割り引くクーポンをスマホに配信する。平均18分といわれる乗車時間を広告視聴機会にして乗客へ割引サービスを提供し、乗車機会の向上につなげる。

 日本交通グループからはタクシー事業向けシステム開発を担当するJapanTaxi、博報堂DYグループからは博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、ネット広告のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)が参加する。JapanTaxiが開発・運営する「全国タクシー」アプリを使う。両社グループはこの4月、日本交通のタクシー配車アプリ「日本交通タクシー配車」を使って同様の実験を実施済み(写真)。両アプリのダウンロード数は160万件。

 利用者はスマホに「全国タクシー」アプリをインストールする。タクシーに乗るとアプリがスマホを通じて社内のビーコン端末と通信し、乗車を検知。インターネット経由でアプリへ動画広告を配信する。利用者は動画広告の視聴時間に応じて、20~50円の割引クーポンをもらえる。

 実証実験の対象地域は東京23区と三鷹市、武蔵野市。対象のタクシーは日本交通の黒色タクシー1565台(2015年5月時点)。対象の地域やタクシーは順次広げて、将来は全国展開を視野に入れる。

 配信する動画広告は20種類で、4月の実験時の倍以上にあたる。実験では博報堂DYグループが開発した、場所や時間帯に応じて配信する情報を変更できるシステムを使う。同システムをDACが運用し、効果を検証する。