図1●3社の社長とそれぞれのワイドFMの送信周波数
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図2●3局共同PRのロゴ
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 総務省 近畿総合通信局は、毎日放送(MBS)、朝日放送(ABC)、大阪放送(ラジオ大阪、OBC)のそれぞれから免許申請のあったFM補完中継局に対して、2015年7月27日付で予備免許を付与した。いずれも都市型難聴対策として整備される中継局である。

 いずれも送信出力は7kW。送信場所は生駒山山頂。MBSとOBCはMBS旧アナログテレビ送信所に共同設置、ABCは、ABCデジタルテレビ送信所に設置する。聴取エリアは、大阪府のほぼ全域と、兵庫県、京都府、和歌山県、奈良県の一部である。

 送信周波数は、MBSラジオが90.6MHz、ABCラジオは93.3MHz、ラジオ大阪は91.9MHz(図1)。放送開始は2016年春を予定する。

 共同プロモーションに向けて、「まいど!ワイドFM」というキャッチコピーとロゴ(図2)を用意し、PRを展開する。

 この日の会見で、奥英之・近畿総合通信局長は、「今回のFM補完放送の開始により、災害時におけるラジオを使命をより一層果たすことはもちろんのこと、国民に密着したメディアとしてラジオ放送の発展に貢献することを願っている」と述べた。

 毎日放送の三村景一代表取締役社長は、「第2の開局を迎えたような気分だ。関西のラジオ放送が今後、益々盛り上がっていく必要がある。そのキッカケになるという思い」と述べた。

 朝日放送の脇阪聰史代表取締役社長は、「ABCラジオが長年悩んできた都市難聴の改善に向け大きな第一歩が踏み出せた。災害発生時などアクセスが集中するときに、安定して放送を聴いてもらえる電波での送信・受信はラジオにとって非常に大事なこと」と評価した。

 大阪放送の徳永正明・代表取締役社長は、「AM放送に新たな価値を付け加えるもの。将来のラジオの新しい形をイメージするヒントになる可能性もある」と述べた。

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