写真●3世代目の「地球シミュレータ」
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 海洋研究開発機構は、スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を刷新し、2015年6月1日から運用を始める。2015年3月から一部稼働を始めていたが、テストや性能評価を終え、本格稼働に移行する。

 新システムは3世代目に当たり、NECのベクトル型スパコン「SX-ACE」のラック80台、5120ノードで構成する。NECが推奨する最大構成はラック8台だが、地球シミュレータ後継機は80台が1つのシステムとして稼働する。

 最大理論演算性能は1310テラFLOPS、主記憶容量は328テラバイトで、2009年に運用を始めた2世代目(ES2)と比べて演算性能は10倍、主記憶容量は16倍高まる。世界のスパコン演算性能を評価する「TOP500」の最新ランキング(2014年11月版)では35~40位に相当する。

 SX-ACEは、NECが2013年11月に発売した最新機種(ITpro関連記事:NEC、分散メモリーで簡素化したベクトル型スーパーコン新機種「SX-ACE」を販売)。ベクトルプロセッサのマルチコア化により、前機種の「SX-9」(2007年10月販売)と比べ、同一性能当たり10分の1の消費電力および5分の1の設置面積を実現した。

NECのリリース