EMCジャパンは2015年5月1日、「EMC CloudArray」(写真)を発表、同日販売を開始した。コスト効果に優れたクラウドストレージを、SAN/NASストレージの使い勝手で利用できるようにするゲートウエイ製品。米EMCが買収した米TwinStrataの製品であり、キャッシュ容量に応じて物理アプライアンス4モデルと仮想アプライアンス3モデルを用意した。

写真●EMC CloudArrayの外観(物理アプライアンス)
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 業務アプリケーションからは、SANストレージ(iSCSIターゲット)またはNASストレージ(CIFS/NFSマウントポイント)として利用する。ここにデータを書くと、バックエンドでクラウドストレージに格納する仕組み。Amazon S3など、REST API経由でアクセス可能な各種のオブジェクトストレージにデータを格納できる。標準で20種類を超えるオブジェクトストレージのAPIを利用可能。1台のEMC CloudArrayの上に複数のボリュームを作成できる。

 EMC CloudArray側に用意したローカルストレージを、クラウドストレージのキャッシュとして利用する。クラウドストレージのネットワーク帯域を抑える工夫として、データを圧縮するほか、あらかじめ指定したチャンクサイズにブロックデータをまとめた上で格納する。データの暗号化機能(AES 256ビット)を備えている。

 物理アプライアンスは、モデルに応じて12T/18T/40T/80Tバイトのキャッシュを内蔵する。一方、仮想アプライアンスはSSDなど任意のローカルストレージをキャッシュとして利用可能で、キャッシュ容量はモデルに応じて3T/6T/12Tバイト。仮想アプライアンスの動作環境はVMware ESXiまたはHyper-V。価格(税別)は、最安価となる仮想アプライアンス「CloudArray 3VE」(キャッシュ容量3Tバイト)で178万1250円。