写真●業務提携を発表したコンカーの三村真宗社長(中央)とNTTデータの笹田和宏執行役員ソリューション&テクノロジーカンパニー ビジネスソリューション事業本部長(左)、NTTデータスマートソーシングの和田泰之社長(右)
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 クラウド型経費管理サービスを手掛ける米コンカーテクノロジーズの日本法人であるコンカーとBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを手掛けるNTTデータスマートソーシングは2015年4月17日、企業の出張経費などの精算業務に関するBPOサービスで業務提携すると発表した。経費精算業務のコスト7割減を見込めるという。サービスの提供価格は個別見積もり。

 発表会見ではコンカーの三村真宗社長が「当初3年で従業員規模1000人以上のグローバル企業など100社への導入を目指す」と意気込みを話した(写真)。同社は直接販売のみを手掛けてきたが、今回、アジアで初めてNTTデータとBPO分野で協業する。NTTデータスマートソーシングの和田泰之社長は「2年前にテレビ番組でコンカーを見て(スマホの操作画面などの)格好良さにほれた」と提携のきっかけを話した。当初は日本企業に売り込むが、「アジア、特に当社のBPOセンターがある中国での提供を急ぎたい」とした。NTTデータグループでは世界で6500人がBPOサービスに従事しているため、グローバル展開も目指すという。

 サービスは2015年7月から販売し、9月から提供する予定。NTTデータスマートソーシングがコンカーのクラウドサービスを使いながら、企業から経費精算を受託する。顧客に代わって、出張旅費などの事前審査から経費の登録、支払いの審査までを担う。併せて、ビッグデータを使ったコンサルティングサービスも提供する。出張状況を分析して、よく使うホテルがあれば法人契約するなどでコストを下げる、といった具合だ。顧客企業の経費精算に関する業務プロセス改善や顧客の社内システムとの接続に関する開発サービスも手掛ける。

 三村社長によればコンカーのクラウドサービスを導入すると経費精算に関わる従業員を6割減らせるという。さらにBPOを使って経費精算担当者を無くすと、全体では7割のコスト削減を見込めるという。両社はクロスセルで営業活動を進める計画。コンカーはファーストリテイリングなど約400社を、NTTデータスマートソーシングは約200社の顧客を抱える。この協業により今後3年間でコンカーは10億~15億円、NTTデータスマートソーシングは20億円の売上増を目指す。