buyazonreviews.comのWebサイト
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 米Amazon.comのECサイトに虚偽の高評価レビューを書き込んだ疑いで、Amazon.comが4サイトを提訴したと、複数の海外メディア(米Wall Street Journal英Reuters米Fortuneなど)が伝えている。ステマ投稿に対してAmazon.comが法的措置をとるのはこれが初めてという。

 報道によると、Amazon.comは現地時間2015年4月8日、米ワシントン州の上級裁判所に「buyazonreviews.com」「buyamazonreviews.com」「bayreviews.net」「bayreviewsnow.com」を相手取って訴訟を起こした。これらのサイトは売り手やメーカーから依頼を受け、高い評価の口コミを有料で投稿している。

 Amazon.comの主張によれば、これらのサイトは実際には商品の購入および使用経験がないにもかかわらず、商品の購入実績があるように見せかける手口を使用していた。

 高評価レビューの料金は、buyazonreviews.comの場合で19~22ドル。他のサイトはそれより安価でレビュー投稿を請け負っている。

 Amazon.comは訴状で「件数は少ないものの、このようなレビューは顧客や大多数の販売者およびメーカーがAmazonサイトに寄せている信頼を脅かし、Amazonサイトのブランドを汚すおそれがある」と述べている。

 地域レビューサイトの米Yelpも2015年2月、有料で虚偽の高評価レビューを投稿したとして「yelpdirector.com」を提訴した。評価の高いレビューが事業に及ぼす影響は大きく、米ハーバードビジネススクーが2011年に調査したところ、Yelpで格付けの星が一つ増えると、レストランの売り上げが5~9%上昇するという。