画面●福島県矢祭町のWebサイト
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 福島県矢祭町(画面)は2015年3月30日、同日から住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)への接続を始めたことを明らかにした。住基ネットは2002年の稼働後、一部の地方自治体がセキュリティへの懸念などを理由に接続を拒否していた。だが、2012年に東京都国立市が接続したのを最後に、未接続の自治体は矢祭町だけになっていた。

 矢祭町が住基ネットに接続したことによって、稼働後13年近く経ってようやく全自治体の参加が実現した。矢祭町によれば、接続を開始した最大の理由は、「社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)」への対応だという。

 同町町民福祉課は「個人情報漏洩への懸念と、小さい町にとっては重いセキュリティ関連投資を考慮して、これまで住基ネット接続を拒否してきた。だが、今後施行されるマイナンバーは『法定受託事務』。法令上、我々は事務の受託を義務付けられており、その前提となる住基ネットへの接続が必要になった。セキュリティに関する問題が完全に解決されたわけではないが、接続を拒否する選択肢がないため、接続を開始した」と説明している。