画面●不正アクセス被害に遭い「メンテナンス中」となっていた成田空港の公式Webサイト
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 成田国際空港(千葉県成田市)は2015年3月5日、空港の公式Webサイトと会社情報サイトを一時閉鎖していたことを発表した(画面)。外部からの不正アクセスによる改ざん被害に遭い、コンピュータウイルス感染につながる可能性があったため。同日午前1時に閉鎖し「メンテナンス中」と表示していたが、午後5時37分に復旧した。

 影響を受けたのは「成田空港ホームページ(http://www.narita-airport.jp/)」と「成田国際空港株式会社ホームページ(http://www.naa.jp/)」。フライト状況を案内する「成田空港フライト情報(http://www.narita-airport.or.jp/)」には影響がなかった。

 関係者がWebサイトを閲覧したときに警告が出るなどしたため、3月4日午後4時30分ごろに事態を把握し、翌5日午前1時にサイトを閉鎖した。サイト閉鎖中に調査した結果、当該サイトのコンテンツ管理システム(CMS)に外部から侵入され、コンテンツが改ざんされたことが判明した。そこでCMSを無効化し、手動でファイルを更新する運用に変更。改ざんされたコンテンツを特定・修正するなどの対応をした上で、サイトを復旧したという。

 改ざんされていた可能性がある期間は、3月3日午前0時20分から3月5日午前1時にかけて。当該Webサイトにアクセスすると、見た目には異常がないまま、別の無関係なWebサイトへと誘導するように改ざんされていたという。誘導先は、ウイルスに感染する悪意あるサイト。そこにアクセスしてしまった場合、パソコンやスマートフォンに何らかの影響が出る可能性がある。

 空港会社は「現時点では、個人情報漏洩やウイルス感染による被害などは把握していない」と説明。この期間中に当該Webサイトにアクセスした可能性がある利用者に対して、セキュリティソフトを最新の状態にし、感染確認・駆除を実施するように呼びかけている。

成田国際空港の発表資料