「Tizen」を搭載したスマートフォン「Samsung Z1」
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 韓国Samsung Electronicsのインド事業Samsung India Electronicsは現地時間2015年1月14、Samsungが中心となって取り組んでいるモバイルOS「Tizen」を搭載したスマートフォン「Samsung Z1」を初めてインドで発売すると発表した。希望小売価格は5700インドルピー(約90ドル)で、同日販売を開始している。

 Samsung Z1は、スマートフォン初心者にも使いやすいシンプルなユーザーインタフェースに、インド向けにカスタマイズしたエンターテインメントアプリケーションを組み合わせる。

 4インチのWVGA(解像度は480×800ドット)PLS液晶ディスプレイ、310万画素のメインカメラと30万画素のフロントカメラを搭載する。本体の外形寸法は120.4mm×63.2mm×9.7mmで、重さは112g。

 動作周波数1.2GHzのデュアルコアプロセッサ、768MバイトのRAMメモリー、4Gバイトのストレージ(microSDカードにより最大64Gバイトに拡張可能)を装備する。デュアルSIM仕様で、GSM、HSDPAをサポート。IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.1、USB 2.0、GPSを搭載する。

 バッテリー容量は1500mAhで、連続駆動時間はビデオ視聴なら7時間、通話なら8時間としている。電力消費を最小限におさえる「Ultra Power Saving Mode」機能、電源ボタンを4回押すとHelpメッセージと位置情報が主要な連絡先に送信される「Send Help Message」機能などを提供する。

 音楽、テレビ、映画にアクセスできる無償のエンターテインメントパッケージを用意するほか、インドの音楽および映像コンテンツ配信サービスとの提携に基づいた3カ月間無料のストリーミングおよびダウンロードサービスもバンドルする。

 Tizenは当初、NTTドコモなどが2013年に搭載端末を導入する予定だったが、相次いで見送られた。Samsungは2014年4月に「我々がうまくやっていける複数の国でTizenスマートフォンをリリースすることにした」と戦略の方針転換を発表。まずロシアに投入し、その後インドでリリースすると報じられた。6月に初の商用販売向けTizenスマートフォン「Samsung Z」を発表し、ロシアでの7月発売を計画していたが、直前で取りやめている(関連記事:Samsung、初の商用Tizenスマホ「Samsung Z」のロシア発売を延期)。

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