写真1●新製品のコンセプトを説明する、浮川和宣社長
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写真2●このアプリを使って小学生が書いたワークシート。文字や絵、写真がふんだんに入っている
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写真3●答えの欄に「?」と児童が書き込むと、教員用のアプリではその児童の画面が赤く表示される。この児童が助けを求めていることが分かるため、教員はこの児童のワークシートに「切ってみたら」などとヒントを書き込める
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写真4●班ごとにワークシートを共同編集している様子。自宅や別の学校などからも参加できる
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写真5●学校向けの「mazec」を搭載。表示する文字候補を、学年によって切り替えられる
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写真6●システム構成の説明図。サーバーは「MetaMoJi Cloud」を利用するか、学校内に用意するかを選べる
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 MetaMoJiは2014年11月13日、学校向けの授業支援アプリ「MetaMoJi Share for ClassRoom」を発表する。それに先立ち、2014年11月12日に発表会を開催した(写真1)。紙のノートに手書きするような感覚で文字や絵を書き込めるほか、クラス全員での同時編集も可能。児童・生徒の書き込み状況を教員が一覧したり、教員から特定の児童・生徒だけにコメントを書いたりといった機能もある。2015年1月から順次発売する。

 MetaMoJi Share for ClassRoomの基本となるのは、ワークシートの中に自由に手書きできるノート機能(写真2)。写真を貼り付けたり、それをペンでトリミングしたりすることもできる。PDFやOfficeなどの文書も読み込める。

 書き込みの様子は、教員用の画面に一覧表示される。出された問題が分からない児童・生徒が、教員にこっそり助けを求めることも可能だ(写真3)。それを見た教員は、その子に対して直接ヒントを書き込める。任意の子供のワークシートを選択し、電子黒板などに映し出すことも可能。

 ワークシートを班のメンバーなどで共有し、同時編集する機能もある(写真4)。端末上のアプリがサーバーとやり取りし、他人が書き込んだ内容をワークシート上に反映する仕組みだ。「サーバーと端末が適材適所で役割分担するアーキテクチャーを採用」(同製品の企画責任者である今西信幸氏)し、新たに書き込まれた部分だけをサーバーに送信することで、ネットワークにかかる負荷を抑えた。「40人規模の同時編集も問題なくできる」(今西氏)ため、クラス全員で“デジタル模造紙”を作るといったこともできる。

 共同編集には、遠隔地からの参加も可能。病気療養中の生徒が自宅から学習に参加する、他校と交流学習するといった使い方を想定する。

 同社の手書き文字入力アプリ「mazec」の学校版も備える(写真5)。学年別に学習する漢字を定めた「学年別漢字配当表」に基づき、表示する文字候補を切り替える。あえて「かな漢字変換をしない」モードも用意。自ら書いて漢字を覚えることの重要性に配慮した。

 この製品は、サーバー機能である「MetaMoJi Share for ClassRoomサービス」と、端末用アプリから構成される。サーバーは、同社が運営するクラウド型の「MetaMoJi Cloud」を利用するか、学校内に自前のWindowsサーバーを用意する(「オンプレミス」)かを選択可能(写真6)。端末用アプリは、Windows 8.1とiPadに対応。Windows 8.1向けは2015年1月、iPad向けは2015年2月に提供を開始する。Windows版とiPad版のアプリは混在可能。

 導入の最小単位は20ユーザー。価格(税抜き)は、MetaMoJi Cloudを利用する場合は初期導入費が20万円、年額ライセンスが20IDで2万4000円。IDを追加する場合は、1ID当たり年額1200円。

 オンプレミスの場合は、年額課金ではなく売り切りで販売する。価格は、サーバーライセンス費が40万円、20ユーザー分のIDが6万円。追加のIDは1ID当たり3000円。オプションで、保守サービスを年額10万円で提供する。